奈良の釦

奈良のボタンの続き。


ボタンにはたくさんの種類がありますが、当店で主に使うのは、白蝶貝、高瀬貝、黒蝶貝、などです。


白蝶貝や黒蝶貝は2枚貝、高瀬貝は巻き貝です。


写真の貝は黒蝶貝。黒蝶貝は中心部分は白っぽいので、より黒い、貝の端側を使います。


ちなみに当店で1番使う白蝶貝。

その中でも白いと言われているタヒチ産のものですが、そのほぼ100%は養殖のようです。


ただ、9mmとか10mmサイズのボタンは天然物が多いようです。


貝を大きくして厚みのあるものにするのは、養殖の方が良いんでしょうね。。。


ちょっと複雑な気分。


なにせ、厚みのあるボタンを天然の貝で作るのとどうしても高級品になるって昔何かで読んだ記憶がありますのででも今はそのほぼ100%が養殖という事実😨


やはり、百聞は一見にしかず。ですね😆


実際に自分で動いて調べて、行動することで自分の血となり肉となる事を再確認しました☺️





話がそれましたが、まずは貝から丸くボタンのサイズにくり抜きます。

このくり抜き作業はくり抜き専門の仕事で、ボタン業界も分業制のようです。


くり抜かれたままのモノは裏面に貝の皮が付いています。


これを取り除くために、クレンザーのようなものを一緒に機械にいれて、かき回します。


これで皮が取れるようです。


てっきり、裏面を磨いてるのかと思いきや、こういうやり方なんですね!


この機械はイタリア製🇮🇹


長くなりますので、続きはまた今度に☺️