昨日は5/10。
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コットンの日(510)です。
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コットンはこの時期に種を植えます。
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それを9〜11月に収穫し、糸に紡績します。
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その糸を生地にて、シャツを仕立てるわけですが、その糸を作るまでには様々な人が、様々なところで関わっています。
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コットンを育てるには、広い土地と膨大な量の水、膨大な量の農薬が必要です。
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その水は、1kgの綿(ジーンズ1本)を作るのに1万リットル(飲み水10年分)を使うとも言われ、使われる殺虫剤は全世界での使用量の1/4。全農薬の11%にもおよぶといいます。
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その農薬で目眩や吐き気を催し、皮膚ガンになったり、先天性奇形の子が生まれたりもしています。
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そして、その出来上がった繊維のうち、85%は最終的に焼却されるか埋め立てられるそうです。
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農薬を使わないオーガニックコットンもあります。
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全コットンの中でも0.8%ほどの生産量しかないようです。
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ただ、オーガニックコットンと謳われている生地やシャツも、100%オーガニックコットンのところは少ない、数%の配合でもオーガニックコットンと謳っているところもあります。
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この結果は、私達が作るシャツについて色々な事を学び、色々と考えさせられる事があります。
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私達は、服を作ることが生活につながり、世界とつながり、様々な人の生活に関わっています。
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書いている内容はぐちゃぐちゃですが、私達の本心は、誰もが幸せを感じる事ができるシャツを作りたい。
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これはシャツを作るすべての人が思う願いだと思います。
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畑を耕し、綿花を育てて、摘んで、紡績し、生地にする。それをお客様の寸法に合わせて、裁断して、アイロンをかけ、縫い、仕上げる。
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MINAM SHIRTSでは、全ての人が幸せになれるシャツ作りを目指して、来年の5/10に向けて、
『MS COTTON PROJECT』を立ち上げ、この全てを行いたいと思います。
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これから先どういう形になるかはわかりません。なんどもつまずき、なかなか前に進む事もできないかもしれません。
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そもそも、1年やそこらでスタート出来ることなのかもわかりません
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ですが、シャツを通して全ての人が幸せになれること。『シャツ1枚で出来る事』を考えていきたいと思います。
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これからもインポートの生地も扱いますし、国産の生地も扱いますが、その中で、常に前に、良い方向に向かって行けるよう、今後もシャツを通して皆さまと色々なお話が出来たらと思います。
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皆さま、最後までお読み下さり、ありがとうございます。
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どうぞ今後とも、MINAMI SHIRTSをよろしくお願い致します。