番手のお話し。
100/2や170/2など、生地のご紹介の時に書いておりますが、この数字は生地の糸の太さになります。
100/2の100が太さ、2は双糸という意味で2本の糸を寄って一本にしているもので、この場合は『100番手双糸』ということになります。
単糸(○○○/1と書きます)よりも強度がありますし、着込んでいくうちに風合いも良くなります。
高級生地はほとんどが双糸ですね。たまに3本撚り(三子糸とか3plyともいいます。)とかもありますね。
番手が高いと生地も薄くしなやかに、すべすべとした手触りになります。
ですが、『番手が高いシャツ=良いシャツ』というわけではありません。
100/2には100/2の、200/2には200/2の良さがあります。
例えば、200/2のシャツを毎日着ていると生地が弱いため、すぐに傷んでしまいます。
普段使いにするには、100/2から140/2くらいが扱いやすいです。
カジュアル用に高番手はなかなか難易度が高いですね。
また、スーツなどとの相性もあります。
艶がある生地や、マットな質感の生地、派手な織り柄、等いろいろありますので、何と合わせるかで選ぶ生地も変わると思います。
スーツに合わせるのか、カジュアル用なのか、色は、デザインは、ネクタイの色は、ネクタイの厚みは、靴は、などいろいろお話し頂く中で、最良の生地をお選び頂ければと思います。
話し合いながら共に創る
『BESPOKE』
MINAMI SHIRTSはそういうシャツ屋です。
最近はCARLO RIVAやALUMOなど高価格対の生地をご紹介してきましたが、当店にはその他にもいろいろな生地がございますので、少しずつご紹介していきたいと思います。